山　行　記　録

【平成２８年１月１５日／天元台～西吾妻山～東斜面～小屋～若女平～白布温泉】

若女平から仰ぐ西吾妻山

【メンバー】３名（○田、○谷、蒲生）
【山行形態】山スキー、日帰り
【山域】吾妻連峰
【山名と標高】西吾妻山2035ｍ
【地形図　2.5万】天元台、吾妻山、白布温泉
【天候】曇りのち晴れ
【参考タイム】
北望台9：45～梵天岩10：40～西吾妻山11：00～東斜面末端11：30～西吾妻小屋12：10-12：50～若女平13：40～細尾根14：10～若女平登山口14：40～駐車場14：50

【概要】
　天候が良さそうなので今日は約２週間ぶりの若女平。平日のせいかツアーコースに向かう人は他にはなく、今日は３人だけの貸し切りのようだった。新雪がけっこうあって今日はラッセルを交代しながら梵天岩をめざした。厳しい寒気のおかげで雪はかなり軽い。それでもスキー靴程度は沈むので痙攣しそうな両足をダマシダマシのラッセルがしばらく続いた。

　さすがに標高２０００ｍである。積雪はすでに例年と同じくらいはあり吾妻名物の樹氷はほぼ完璧だった。登り始めこそ小雪が舞ってきたりガスがなかなか晴れなかったりと気を揉んだりしたのだが、梵天岩あたりからようやく青空が見えるまで天候が回復してきた。そうなると現金なもので当初は西吾妻小屋に直行する予定だったのだが急遽西吾妻山へとコース変更となる。山頂からは久しぶりに東斜面の滑降を楽しむ。雪が軽いだけにスキーは走りすぎるほど。２０cmほど下に堅いベースがあるおかげで滑降は快適だった。行程は短いもののそれでも標高差１６０ｍほどのパウダーを満喫した。

　西吾妻小屋での昼食を終えて小屋から出てみると目も覚めるような青空が広がっている。積雪は前回よりもかなり増えていて雪面はきれいにリセットされスキーがなければ腰まで潜ってしまいそうである。林間はどこでも下って行けるまでにほぼ完璧に仕上がっていた。深々とした新雪はこれ以上はないというほどのパウダーでそれが若女平まで続いた。若女平まで下ればツアーも終盤だが最後の滑りの前にまずは休憩タイム。一気に下ってきたためかノドはカラカラだった。燦々と降り注ぐ日差しを浴びながら西吾妻山の稜線を見上げるひとときは至福ともいえる時間だった。

　細尾根までの緩斜面と急斜面もこのコースでは楽しみな区間。一気に滑って行くと強清水につく。前回結構ヤブが目立った箇所だがもう心配はない。あとは夏道を滑って行けば杉の植林地だ。小坂の急斜面もたまに底づきがあったりしヒヤッとしたりしたものの最後まで豊富な積雪に助けられて若女平登山口へと降り立った。