最後にパウダーを３本楽しみました
【概要】
午前中時間があいたので近くの熊野山に。ちょうど１週間前のリベンジとなる。週末から昨日まで雪が降り続いたおかげでここ熊野山も一気に例年並みの景観となっていた。スキー場では小学生のスキー大会が行われていて駐車場はほぼ満車。会場は平坦部の一角だけのようであり、さいわいにゲレンデ上部はまだ圧雪車がはいっていないので一安心。ちょうどオープン前のスキー場の様にまっさらのパウダー斜面が広がっていた。ひとりのラッセルは少しきついものの深々としたトレースは嬉しいもの。前回はあまりに雪が少なく山スキーにならなかったのだ。樹林帯にはいると積雪はさらに増してきて膝上ラッセルとなり深い部分では股下ちかくまでになる。これはけっこうきつくて一歩一歩進むにも時間がかかった。４９８ｍＰを過ぎると雪が降り出してきてしまい急に周囲が薄暗くなる。視界もほとんどなくなっていた。低山だからよいものの普通の山であれば途中で山行を中止したくなるほどの大降りとなってきていた。結局熊野山には前回よりも３０分余計にかかって到着した。もちろん展望もないのでシールをはがせばさっそく下山開始。今回は積雪も十分であり登山道などは関係なくどこでも下って行けそうだった。ゲレンデが近づいて来るに連れて雪は小降りとなりうっすらと日差しも雲間から見え始めている。お待ちかね、ゲレンデ上部からの無木立一枚バーンは短いながらも快適で疲れはいっぺんに吹き飛んで行く。山などには登らずここだけでも日が暮れるまで楽しんでいても良さそうな気分になってくるぐらいだった。結局３回ほど滑っているうちに再び雪が降り出してきてしまったためゲレンデの中腹でランチタイムとする。ラーメンを食べながら眺めているとスキー大会はすでに終了したらしく子供達は大型バス数台に乗り込み始めている。間もなくするとあれほどいたスキーヤーも車もスキー場から去ってしまい静寂さだけが残った。
