湯殿山が間近に迫ってきました
【概要】
今日は高気圧にすっぽりと覆われるため東北地方は終日好天が予想されている。こんな日にはカミさんと西ノ平でのんびりとするのも悪く無いなあと山スキーを使ったハイキング。といっても西ノ平までは標高差５００ｍ近くはあるのでそれなりの装備や慎重さは必要である。月山第１トンネルからのルートもあるのだが湯殿山ホテルからのコースがけっこう変化に富んでおりなかなか捨てがたい魅力がある。しかし西斜面にはようやく日差しが降り注ぎ始めたばかりということもあって雪面はまだ堅い箇所も多い。カミさんには途中から練習も兼ねてスキーアイゼンを装着してもらった。スキーアイゼンの効果は抜群で稜線直下の急斜面もほとんど直登してゆき西ノ平には２時間ちょっとで登り着いた。西ノ平は広々とした大雪原が広がっている。とくに今日のような晴天時には桃源郷のような場所となる。目の前には堂々たる風格を見せる湯殿山が聳え左手には品倉尾根が湯殿山スキー場へと長い尾根を伸ばしている。南方を見れば先日の鍋森や離森山。遠方には大朝日岳、中岳、西朝日岳などが山々が一望だった。日差しが強いとはいえ風が冷たいのでブシ沼方向へと降りてゆきランチタイム。こちら側は早朝から朝日が当たっていて雪面はザラメとなっている。ボク達は広々とした湯殿山の南山麓や赤見堂岳などを眺めながらのんびりと休憩を楽しんだ。初めは防寒着も着ていたのだが下山に取り掛かる頃には気温もかなり上がっていた。しかし西斜面を下ろうとしたらまだ雪面は異様なほど堅いままだった。そのため大きくコースを変えながら緩斜面へと移動。少し下っただけだったが雪面は信じられないほど柔らかくなっていて、そこからはのんびりとザラメを楽しみながら六十里越街道をめざしてくだった。
