登山口周辺は紅葉が盛り
無風快晴の心地よい尾根歩きが続きました
【概要】
遠征から戻って早くも１週間が経とうとしている。疲れをいいことにあまり動かなかったせいで体のあちらこちらが少し不調気味。今日は体力作りと称して裏山に出かけた。自宅から見上げる葉山は褐色に色付いているが稜線付近は白いものも目立つ。三体山の山肌は先日の寒波ですでに真っ白だった。この時期の紅葉は平地まで下りてきたが尾根にあがると色付きは一層際だってくるようだった。特に燃えるようなカエデの赤が鮮やかで目を見張るばかり。そこらじゅうでたちどまるのでなかなか高度があがらなかった。雪が現れだしたのは姥石を過ぎてまもなく。標高１０００ｍ付近の積雪はせいぜい５cm程度だが日差しが強いので時間の経過と共に解けはじめていた。葉山山荘には地元だという先客がいて下山をはじめるところだった。半分はキノコ採りが目的らしく奥ノ院までは行かず山荘往復のようだった。葉山神社の裏手にまわると冠雪した大朝日岳がみえた。潅木の間からは真っ白い御田代湿原ものぞく。今日は冠雪の朝日連峰や飯豊連峰など大展望が期待できそうである。トレースのない雪道を踏みしめながらさっそく奥ノ院へと向かおうとすると途中から突然大きな足跡が出現してびっくり。ヤブから飛び出してきたものなのかそれはどこからみても熊の足跡だった。爪の形もはっきりしていて今し方通り過ぎたばかりのようだった。踏跡は登山道をたどりながら奥ノ院へと向かっていた。熊も真冬の到来を目前にして食糧の確保にあわてているのだろう。熊鈴とラジオはもっていたが熊と鉢合わせするわけにもゆかず今日の奥ノ院はあきらめよう。山荘で少し休憩してから下山することにした。
