【概要】
今年は雪が少なくスキー場はまだどこもオープンしていない。ライザの駐車場から見上げるとゲレンデはまだまだ滑れる状態ではなかったがシールではなんとか登って行けそうだった。天候は良さそうなのでハイキングぐらいはできそうである。上にあがれば積雪も増すだろうという目論見もある。準備をしていると軽の四駆がやってきた。地元の写真家らしく購入したフリーベンチャーの筆下ろしらしかった。しかし同行者にはなりそうもないのでシールを貼り終えると一人ゲレンデを登りはじめる。今日は朝から気持ちの良い青空が広がっていてスノーハイキング日和だろうと思っていた。ところが次第に厚い雲に覆われてくる一方となりやがて日差しがなくなってしまった。蔵王の天候はそうそう甘くはない。風も出てきて気温が急速に下がりはじめる。登り始めは氷点下5度程度だったがリフト終点付近では氷点下10度。風を考えると耐寒温度はもっと低かっただろう。まもなくすると小雪が舞いはじめてきてしまいこれでは早々に退散するしかなさそうだ。天候さえよければどこまでも行けそうだったが無理してまで足を伸ばす気持ちはさらさらない。エコーラインに出たところで引き返すことにした。エコーラインならば積雪は少なくても地雷に出会うことはなさそうだった。