登る前にオフピステを一本楽しみました
３０度近い斜度があるのですがあまりに積雪が多く
ほとんどスピードがでませんでした
【概要】
先週１０日夜から１週間も続いた最強寒波。私が住んでいる長井市でも積雪０センチから一気に１ｍ近い積雪に増えてしまった。この１週間は早朝から雪かき作業が毎日続いていて、いくら降雪を待ち望んでいたとはいえさすがにうんざりした。今回のように連日果てしもなく大雪が続いたというのは最近の記憶にはない。ようやく雪も治まった午後、すでに遅い時間帯だったがさっそく近くの熊野山にでかけてみた。スキー場は閑散としていた。積雪量はすでに十分すぎるほどあって山に向かう前にピステンのかかっていな斜面をひとすべり。最高地点からの斜面は３０度近い斜度があるのだがあまりに積雪が多くほとんどスピードがでない。願ってもないパウダーなのだがせめて距離がもうすこしあればというのは無い物ねだりか。それでもひさしぶりに味わう激パウは感激だった。ふたたびシールを貼り山頂へと向かった。トレースはまったくなく最初からラッセル。三角点のある稜線からは浅いラッセルとなったが山頂直下は積雪がさらに増していて深々としたトレースとなった。熊野山には１時間半ちかくかかって到着。神社ではさっそく参拝したのだが自分にとっては今年の初詣となった。熊野山からの展望はほとんどないのですぐ先にある展望台まで足を伸ばしてみる。展望台からは長井ダムが正面に。残念ながら祝瓶山は雲に隠れてみえなかったがここまで登ってきたことで日頃の雪作業の疲れはきれいに忘れていた。時間はすでに４時近い。日が少し伸びたとはいえたちまち夕暮れが迫ってきそうだった。シールははがせばあとはスキーで滑り降りるだけである。ここからはプチツリーランを楽しめる。大雪が降ったときだけの特権のようなものでもある。特に山頂直下の無木立斜面は心地よいばかり。木立や小枝を交わしながら滑って行くとスキー場が徐々に近づいてきた。
