不忘山直下
ハクサンイチゲ、ミヤマキンバイ、ミネザクラなどが盛り
【概要】
暑い日々が続いている。飯豊連峰、朝日連峰と登ったので今回は蔵王に向かってみた。当初山の予定は無かったことから出発がだいぶ遅くなった。硯石の登山口に車はなく今日も一人旅だ。登り始めからエゾハルゼミの大合唱が林間に鳴り響く。樹林帯を抜けると強い日射しが降り注いだ。汗が流れたが標高が上がるに従い風がでてきたため次第に凌ぎやすくなる。正面に不忘山が見えてくると大勢の登山者が見えた。硯石口の不人気ぶりとは対照的に白石スキー場からは数えきれないほどの登山者が登ってきているようだ。山頂が近づくにつれて高山植物が目立ちはじめる。ハクサンイチゲ、ミヤマキンバイ、ミネザクラがちょうど見頃だがシラネアオイが終盤。ユキワリコザクラはちょうど咲き始めとあってその可憐な姿がとてもいい。屏風岳はまだ残雪が残っているものの融雪はけっこう進んでいる。不忘山の山頂は休憩中のハイカーで大賑わいだった。一人きりになれる場所はどこにもなさそうなほど混み合っていたが長老湖をながめられる岩場の片隅にザックをおろした。正面には吾妻連峰、飯豊連峰、朝日連峰の大展望。爽やかな風をおかずにしながらのランチタイムは登りの疲れを忘れさせてくれるようだった。
