山　行　記　録

【平成２９年９月１９日／畑～村山葉山～奥ノ院】

とんぽ沼と月山

【メンバー】６名（Ｎ野、Ｉ藤賢、Ｓ水、Ｎ須、Ｅ藤、Ｇ生）
【山行形態】日帰り
【山域】出羽三山
【山名と標高】葉山1,461.7ｍ
【地形図】（2.5万）葉山、（20万）仙台
【天候】曇り時々晴れ
【参考タイム】
葉山市民荘駐車場8：45～登山口9：10～尊仏平10：10～お花畑10：50～小僧森11：00～大僧森11：20～大つぼ石11：40～葉山11：55～奥ノ院12：10-12：55～とんぼ沼13：00～葉山13：20～尊仏平14：50～駐車場15：50
　　
【概要】
山岳会の北アルプス遠征が台風で中止になったため急遽山の会の事業に参加する事になった。昨日までは山形県も台風通過で大荒れだったのだが今日は台風一過とあって朝から気持ちの良い青空が広がった。登山口を過ぎると尊仏平までは急登の連続。全身からは夥しいほどの汗が流れる。美しいブナ林を眺めながら喘いでいるとやがて「どうたん通り」「大尊仏見晴台」と書かれた標柱のある展望地点がある。そこからは広大な村山盆地が広がりその背後には蔵王連峰から二口山塊、船形山などの山々が見えた。それままるで南北に長い屏風のようだ。ここはコース上でもちょうどよい休憩ポイントになっていた。お花畑は稜線上の分岐点。ここまで登ってくると潅木は色付き湿原は草紅葉が始まっていた。お花畑からは小僧森、大僧森、大つぼ石と大きなアップダウンを繰り返す。葉山山頂には約３時間で到着した。今回は村山葉山が初めての人も多くさらに奥ノ院に足を伸ばす。奥ノ院からは月山が目の前。残念ながら飯豊連峰や鳥海山は雲に隠れて見えなかったがこの大展望を眺められただけでも足を伸ばした甲斐がある。昼食後はとんぼ沼の湿原を散策する。この山頂湿原は天上の楽園のような趣があって心が癒されるようだった。さきほどまで居座っていた灰色の薄暗い雲はいつのまにか消え失せ爽やかな秋空に変わっている。しかし風は思いの外に冷たい。まもなく冬の到来を感じさせるような寒さに体が震えてくるようだった。山頂からはジャケットや長袖シャツを身につけて村山葉山を跡にした。