蟻の戸渡りから見る紅葉と蔵王ダム
【概要】
今日は３連休の最終日。天候が微妙だったが紅葉と体力作りを目的に雁戸山に登ってみることにした。状況次第では南雁戸山にも足を伸ばす予定である。笹谷峠の駐車場はものすごい混雑ぶりですでに満車。路肩にも多くの車が縦列駐車中のためかなり離れた地点に駐車しなければならなかった。雁戸山周辺はいまが紅葉の盛りの様子。振り返ると山形神室方面に登って行く大勢の登山者が見えた。朝から見えていた青空は薄雲が広がるにつれカケスガ峰分岐を過ぎる頃から急速に失われて行く。同時に日差しもなくなりまわりは薄暗くなる一方だった。前山分岐からは突然西からの強風に煽られるようになる。シャツは汗でびしょぬれだったため体は急速に冷えてしまった。蟻の戸渡りでは早くも下ってくる登山者も多くいてすれ違いに苦労する。対岸正面に見える山肌は錦秋に彩られておりもう少し日射しがあれば最高だろうと思った。雁戸山山頂には２時間弱で到着した。南雁戸山まで足を延ばす予定だったが天候が今ひとつのためあきらめる。早めの昼食をとっていたらふとサングラスがないのに気付いた。それからは昼食どころではなくなりいそいで後片付けを済ませそそくさと下山にとりかかる。どこに落としたのだろうかと行き交う登山者にサングラスの落とし物を見なかったか尋ねるがいっこうに反応なし。諦めかけていたら前山分岐ちかくまで降りてきたところで灌木に引っかかっているのをみつけて一安心。汗で曇るため帽子に引っかけていたのだが折からの強風に飛ばされてしまったようだった。空一面の薄黒い雲はあいかわらずだった。ときおり日差しは降り注ぐものの天候は下り坂のようだった。輝きの失った前山や仙台神室などを前方に眺めながらもくもくと下った。
