680mP
【概要】
厳冬期も終わりだが今日は異常なほどの気温の高さ。パウダーなど微塵もないだろうと山の予定はなかったのだが天候も良さそうなので体力作りにと里山偵察。出発は遅く葉山までは無理だが以前から気になっていた高玉からの尾根を登ってみる。ここは白鷹町と長井市の市町境尾根。右手は高玉尾根で左手には大沢尾根があるはずとＧＰＳの画面をたよりに適当に取り付いた。雪面は今日の高温ですでにぐさぐさの腐り雪。滑りなどは望むべくもないのであくまでスキー登山となりそうだった。尾根は痩せているが積雪はけっこうあり登りには支障はなかった。高度が５００ｍを超えるとようやく普通の雪面となり適当な斜面があれば滑れそうだ。右手には高玉尾根登山口のテレビ塔がチラチラ見え隠れする。尾根を見上げると葉山の稜線が見えた。なおも登って行くと大沢尾根との分岐点となる680mのピークに着く。葉山までの半分近く登ったようだった。シールを剥がすと膝まで雪にもぐった。ここから大沢尾根を下ることも考えたのだが４年前に山スキーで往復している。今日は偵察に徹しようと新たな右手の尾根を下ってみることにした。しかしこれは結果的に失敗。日射しが強いだけに急斜面の雪面はすぐに崩れスラフとなって次々と流れて行く。一気に２００ｍ近くも下ってしまうと登り返しも嫌になりそのまま沢底へと下ってみる。沢は大量の積雪に埋まっていたがところどころに大きな口。慎重に下流へと滑って行くとまもなく砂防堰堤が現れる。この堰堤が結構くせもので両側に急斜面が迫り簡単に通過はできない。シールを貼りおなし上部からなんとか突破。２カ所めの堰堤を乗り越えたところでようやく林道の道形が現れヤレヤレとなった。シールを剥がし下って行くと葉山の登山口。鳥居はほとんど雪に埋まっていた。そこから３０分ほどで高玉の駐車地点へと戻った。
