左から西吾妻山、梵天岩、中大巓、人形石
日射しは強いものの稜線では強風が止みません
【概要】
予定では別の山だったのだが急遽吾妻連峰に転進したもの。米沢は早朝から雲ひとつない快晴。湯本駅付近も無風快晴だっだが前日までの爆弾低気圧の影響が残っているのか天元台に上がると強風が吹き荒れている。ロープウェイやリフトはノロノロ運転だった。稜線に上がるとさらに風が強まり藤十郎まではアイスバーン。スキーのトレースなどはまったく残らなかった。藤十郎から少し下ると風はウソのように治まり、眠くなるような日だまりの中で温々ランチタイムを楽しんだ。間々川渡渉点まではパフパフのパウダーを縫いながらびゅんびゅんと滑走を続ける。間々川は大量の積雪に埋まっていた。美しいダケカンバ帯は燦々と降り注ぐ日射しにまぶしいばかり。1393ｍへの登りではこの強い陽光で雪は重くなる一方となり不忘閣ヒュッテ跡まではストップ雪。こうなると好天も善し悪しで苦行形山スキーである。幸いに林道途中から日影となったためスキーは突然走り出し、それほどロスタイムもなく大平公民館へと滑り込んだ。今日は目まぐるしく変わる雪面に翻弄されたような一日だった。
