飯豊連峰（奥ノ院から）
【概要】
連日真夏日が続いていてすでに夏バテ気味。山の予定はなかったのだが体力作りに裏山に出かけてみた。早朝から気温が上がってしまい登るに従いうだるような暑さが襲う。今日は風がないので暑さも尋常ではない。所々にザックを下ろして一休み。ペットボトルの水がみるみるうちになくなってゆく。これでは山頂まではとてもゆけないかもと半分あきらめムードが漂う。それでもなんとか登り続けられたのはその後もこまめな休憩を頻繁にとったからだろう。なんとか踏ん張りながら鉾立清水にたどり着く。ここでは指先が痺れるほどの冷たい湧き水が流れる。この時期の水はまさしく命の水。頭から水を被ると死んでいた細胞がみるみる生き返る。持ってきた水筒やペットボトルを一杯にした。鉾立清水から葉山山荘まではごくわずか。こんな時期の葉山に登る人などまずいないだろうと思っていたら御田代湿原で若い登山者とすれ違った。奥ノ院で濡れたタオルなどを乾かし祝瓶山を眺めながらの大休止。ここまではずっと樹林帯で風がなかったが奥ノ院では心地よい涼風が流れる。遠方の飯豊連峰がいつもよりもすっきりと見えた。
