山 行 記 録
【平成３０年７月１４日／坊平〜中丸山〜熊野岳〜お田ノ神】
楽園のようなお田ノ神
【メンバー】単独
【山行形態】日帰り
【山域】蔵王連峰
【山名と標高】中丸山 1562ｍ、熊野岳1841ｍ
【地形図】（2.5万）蔵王山、（20万）仙台
【天候】曇り（濃霧）
【参考タイム】
坊平7：30〜仙人橋7：40〜中丸山8：40〜熊野岳10：00〜お田ノ神11：30〜御清水の森〜坊平13：00
【概要】
エコーラインを走っていると途中から濃霧に覆われてしまいほとんど視界がなくなってしまった。この視界の悪さはあまりにひどく一時は山行の中止も考えた。一方では日射しがないことから猛暑とは無縁の山登りができそうだと思い直してみる。そして当初の予定を中丸山から熊野岳の周回コースに変更した。ここは５月にも登っているので新鮮味に欠けるもののこの時期の高山植物を目的にするのもよさそうである。濃霧はその後も一向に晴れことはなかった。霧はますます深まるばかりだったが気温があがらないのはなにより。温度計をみると１７度しかない。涼しさを通り越して寒いほどだった。熊野岳が目前となると砂礫地にはコマクサの群落が目立ちはじめる。水滴がびっしりと張り付いているコマクサもそれはそれで魅力はあるものの盛りは過ぎていた。熊野岳もどこが山頂かわからないほどの霧の中。しかし３連休とあって山頂は大勢の登山者であふれている。気温の低さはあいかわらず。休んでいると体が冷えてしまいそうなのでシャツを取り替えた。その後も霧は晴れなかったがお田ノ神まで下がってきたところで少しずつ視界が戻ってくる。湿原ではキンコウカが盛りだった。サワランやトキソウが緑一色の湿原にあってひときわ鮮やかな彩りを見せている。周囲に視界と明るさが戻ってきたおかげでようやく気もちにも張りが戻ってきたようである。ここで少しのんびりするのも悪くないなあ木道にザックを下ろしてゆくことにした。
濃霧に覆われる熊野岳
気温は１７度しかなく寒いくらいでした
お田ノ神湿原
昼近くになりようやく視界が出てきた頃
ウラジロヨウラク（中丸山）
濃霧のおかげで水滴がびっしりです
コマクサ
群落で知られる熊野岳の南斜面ですがもう終盤でした
お田ノ神ではキンコウカがびっしり
トキソウ（お田ノ神）
サワラン（お田ノ神）
お田ノ神のワタスゲやコバイケイソウはすでに終盤