仙人大滝
【概要】
仙人沢コースは５年ぶり。前回は雨模様のため仙人大滝は遠目に確認しただけで引き返し仙台神室も登らずに終わっていた。いつかはリベンジと考えていたのだがすっかり忘れかけていた。今日は昨日の寒気も抜けて雲ひとつみあたらない。雨の心配などは少しもなさそうだった。一般コースとはいえ少しだけ難ルートということもあり気もちは久しぶりに高まる。笹谷峠から仙人沢登山口までは前回と同様に自転車を利用して戻る計画。仙人沢登山口には別の自転車とワゴン車がそれぞれ１台あり今日は先行者がいるようだった。登山届をポストに投函し仙人沢へと降りて行く。登山道は沢の斜面をトラバースするのだがたった５年なのに記憶はだいぶ薄れている。約３０分で仙人大滝の分岐点。途中で総勢１１名もの男女混成グループとすれ違う。仙人大滝までは前回引き替えした地点から２、３分の距離しか無くあっけなく到着。見上げる高さから流れ落ちる大滝と周囲の森閑とした雰囲気はまさしく秘境そのもの。滝つぼで佇んでいるとミストシャワーがたっぷりと降り注いだ。分岐点に戻ると沢から離れてゆく。ロープのある岩場で先ほどの１１名に追い付きそこで１０分から１５分ほど待つことになった。尾根では心地よい涼風が流れていた。たいした標高も登っていないのに両足はすでにパンパン。前回もだったがここは異様に疲れるコースだ。仙人沢源頭部に降り立った地点からはひと登りでダンゴ平。稜線に飛び出すと視界は一気に開けてちょっと感動もの。オヤマリンドウがそこらじゅうに咲いている。仙台神室に向かう途中でもうひとりの仙人沢先行者にスライド。この人は庄内の方で早くも仙台神室から引き返してきた。ダンゴ平からは約３０分で仙台神室に登り着く。久しぶりの仙台神室とあって感激もひとしお。山頂からの展望を楽しみながらしばし昼食タイムにする。ダンゴ平へと下りて行くと先ほどの１１名グループが最後の急坂を登ってきた。少し先では山形神室から足を延ばしてきた登山者が一人二人とやってくる。今日は久しぶりの秋晴れとあって笹谷峠からも大勢の登山者が登ってきているようだった。山形神室を過ぎるとなだらかな稜線を眺めながら笹谷峠へと下りて行くばかり。といっても体は疲れておりしだいに足が上がらなくなる。ハマグリ山でしばらくのんびりとした。
