梵天岩への登り
少しだけ視界が広がる
このまま晴れるかと思ったのだが・・・
【概要】
今日のゲレンデ積雪量は１３０センチ。まだまだとは思いながらも偵察を兼ねて西吾妻山を往復してみることにした。ロープウェイをおりて天元台にたつと目映いばかりの青空。しかしリフトを乗っている頃から稜線を雲が覆いはじめ北望台からは日射しがなくなってゆく。西吾妻方面にはワカンのトレースがあったのだが途中から引き返した様子。積雪は結構あって滑ってくる分にはそれほど支障はなさそうだ。それでもオオシラビソの根元を踏み抜くこともしばしば。積雪はまだ１〜２メートルは足りない。大凹の平坦地からは強風と濃霧に包まれてしまい視界は不良気味。黙々とハイクアップを続けて登り着いた梵天岩は小雪が舞う強風と極寒の世界。晴天を期待していたのだが２０００ｍのスキーハイキングはそう簡単ではない。今日はここを山頂と決める。風を避けるために東側へと回り込むものの雪混じりの風は四方八方からぶつかってくる。風に飛ばされないようシールを剥がすのも慎重に。気温は氷点下９度だが耐寒気温は氷点下２０度近い。厳し過ぎるほどの寒気に嫌気がさしてくるほどだ。梵天岩からの一枚バーンを滑り降りカモシカ展望台近くの樹林帯でツェルトを被り小休止。北望台からは圧雪車の入っていないコースを山スキー気分で下り最後は湯ノ平コースから白布温泉へと戻った。
