若女平
【概要】
少し晴れ間が期待できそうなので久しぶりの若女平。スキー場の発表によれば１０日前よりも積雪は１メートルほど増えている。しかし天候は予報通りとはゆかずリフト終点ではまたしても濃霧に包まれてしまい視界は不良気味。前回よりはいくぶん風が弱いのが救い。リフト終点では同じように若女平の予定だという二人組がいて５分ほど早めにスタートしていった。二人組のトレースはカモシカ展望台へと向かっているようなのでこちらはほとんど水平移動。積雪は前回よりはかなり増えていて靴程度のラッセルだが最近はほとんど運動らしい運動もしていないのでこのラッセルの負荷が心地よい。ショートカットした分だけ早かったのか鞍部には二人組の先にでた。梵天岩もガスの中。晴れれば西吾妻山や西大巓も予定だったのだが視界もないのでは早めに退散するしかない。西吾妻小屋近くでシールを剥がし若女平へ滑走開始する。曇り空とあって雪面がわかりにくかったのだが途中から昨日のものと思われるシュプールがでてきてそこからは快適な滑走へと変わる。稜線付近は風もあって雪面もリセットされていたのだろうが昨夜からの降雪はほとんどなかった様子。下るに従って少しずつ青空も広がりはじめる。若女平では眩しいくらいの青空が広がりちょっとだけ休憩タイム。若女平からのダケカンバ帯も快適なパウダー。積雪はまだ少な目ながらもこれだけ楽しめれば今シーズンは良しとしなければならないのかも。細尾根も問題なく通過して一気に若女平登山口へと降り立った。
