山頂からの滑降
【概要】
１年ぶりの八ツ楯山。駐車場にはボーリング設備の撤去作業だとかで何台もの車が集まっている。昨日の県内は猛吹雪の一日となりタダでさえ豪雪の八ツ楯山もかなりの積雪となっているようだった。まずは目の前の急斜面にとりつき尾根をめざすコース。臑ラッセルはけっこうきつく二人で交代しながら高度をあげてゆく。最初は自分たちだけかと思っていたら山スキーとスノーシューを履いたボーダーが一人ずつ後ろをついてきている。途中で山スキーが追い付いてきたのでしばらく３人でラッセル。スノーシューはかなりペースが遅く振り返っても見えなくなっていた。予報とは違い今日は曇天の空模様。少しガッカリだが雪が腐らない分だけありがたいのかも知れない。山頂直下となったところで単独氏とは別行動。雪が腐らないうちにと自分たちはとりあえず一本。スキーをはずしたら腰までも埋まった。これだけの深雪とあってパウダーは快適の一言。もうこれ以上は下れない地点まで一気に滑った。再びシールを貼り直しちょうど正午頃に山頂に到着した。あいかわらず曇り空だが風もなくおだやかな八ツ楯山。湯殿山、月山、赤見堂岳、葉山などはなんとかわかる程度で稜線は雲に隠れて見えなかった。３０分ほどの休憩後は東側へと滑って行く。昨年は気温が高く重い雪に難儀したのだが今日はまだパウダーが生きていてスキーは快適に走った。滑りやすいところを適当に下ってゆくと青空が広がりはじめる。一気に春スキーのような景観に変わった。しかし標高が下がったこともあり次第に雪が腐ってきたのもこの頃。急斜面の杉林が眼下に見えてくると寒河江ダムも目前に迫った。
