山 行 記 録
【平成３１年２月１８日／蔵王連峰 猿倉〜中丸山】
ホワイトアウトの中丸山
【メンバー】単独
【山行形態】山スキー、日帰り
【山域】蔵王連峰
【山名と標高】中丸山 1562ｍ
【地形図】（2.5万）蔵王山（20万）仙台
【天候】風雪のち曇り
【参考タイム】
蔵王ライン駐車地点9：00〜1400ｍ（休憩）11：40-12：10 〜中丸山12：40〜蔵王ライン13：30
【概要】
１月２６日以来の中丸山。前回はひどい風雪のため途中で撤退していたので今回はピークをめざしたいところ。晴れればなんの問題もないのだが今日も天候はいささか微妙な様子。平地では晴れ間もあったのだが蔵王だけは黒い雲の中だった。駐車地点で準備をしている間も時折小雪が舞う。天気予報を確認してきてもこんな具合なのだから山の天候はいまさらながら難しいということか。午後から回復傾向というのを信じて登ってみることに。登山口には昨日のものと思われるスノーシューのトレース。しかし新たな降雪と風のせいですぐにこの踏跡はなくなった。最初は１０センチ程度のラッセルも次第に深くなる。高度があがるにしたがい雪は激しくなる一方で風雪がしきりに襲ってくる。森林限界近くでついに耐えられなくなりツェルトを出し潜り込む。このまま風雪が止まなければ引き返すつもりで温かい飲み物と菓子パンなどで天候待ち。しばらくしてからツェルトを出ると風が止んでいた。日差しはないが厚い雲の下からはスキー場のレストハウス。目出帽、防寒着に身を固めて登りを再開。稜線はシュカブラだらけでスキーでの登りも難儀する。対岸に回り込んでみると仙人沢の氷瀑やゴンドラの駅舎が見える。しかし上空は厚い雪雲が居座っていて目の前がやっと見える程度の視界しかない。雪面は半分アイスバーンなのでなるべく西寄りにルート取り。休憩地点からは３０分で山頂に到着した。なにも見えないがＧＰＳで確認しながらとりあえず小さな達成感。風がハンパではないのでシールを剥がすにも気をつかう。天候が悪いぶん滑りはフカフカのパウダー。前回よりはかなり積雪が増えたためどこでも滑りは快適。９００メートル辺りからは林道に沿って滑って行く。ようやく晴れ間がでてきたのは下界がまもなくという辺りから。天候には恵まれなかったがそれだけに雪は生きていたので山スキー日和だったということだろう。蔵王ラインに飛び出すとまぶしい青空が広がった。
風雪が止まない尾根
森林限界
少し視界が戻る
対岸にライザスキー場
仙人沢の氷瀑
パウダー満喫
ＧＰＳトラック