西大巓東斜面
【概要】
天元台への道路は久しぶりに除雪がされていた。４日の平地での雨は山では雪だったらしくそれもかなりの積雪。そういえば天元台の係員が「昨日はモサモサと一日中雪が降り続いていた」とゴンドラ内で説明していた。吾妻連峰はまるで初冬のような雪景色が広がっている。北望台からは平均で３０〜４０センチの新雪が降り積もっていて思いがけない膝下ラッセル。ペースがいつもより少しもはかどらない。深いところでは新雪が５０センチもあり久しぶりに両足が攣る。いっぽう西大巓に向かう頃には新雪はぐっと少なくなった。風がよほど強いのだろう。斜面にはスノーシューやスキーによる無数のシュプールがありガリガリの堅い雪面。ちょうどコルを境に積雪量が全然違っている。西大巓にはリフトトップから１時間５０分かかって登り着いた。ほとんど休憩を取らなかったというのに昨年の同時期より３０分もよけいにかかっている。それだけラッセルがつらかったのだ。いっぽう西大巓東斜面は薄めのパウダーながらも期待を裏切られることはなく斜面の末端まで滑り込んだ。もちろん大高森からのツリーランは期待以上のパウダーとなり今シーズン一番ともいえるほどの快適さ。はたして激パウはこれで最後となるのか、ちょっぴり平地での雨も待ち遠しいような思いもよぎった１日だった。
