飯森山と栂峰
【概要】
久しぶりの大峠トンネル。暖冬の今シーズンはもう賞味期限切れだろうとは思ったのだがこの時期の状況偵察を兼ねてやってきた。気温は低くガリガリのアイスバーン。さらに山肌には半分ほどしか雪が無くどこから取り付くか迷う。クトーを装着してピッケルとともになんとか最初の急斜面をクリア。上がってしまえばいつもの豪雪の飯豊。新雪もあってシール登高に支障はない。順調に高度を上げるのだが体調のほうがいまひとつ。さらに腹の調子も悪くて力も入らずダマシダマシの行動が続く。ここは意外と距離があって鉢伏山までが遠い。飯森山まで何回か往復した頃がなつかしい。せっかくきたのだからとせめて鉢伏山が見える地点までがんばることに。そして３時間かかってようやく1380mのヤセ尾根。鉢伏山までは残り小１時間ほどの行程だが今日は無理をしない。ザックをおろして休憩タイム。稜線の延長線上には鉢伏山、飯森山と栂峰が右手に連なる。振り返ると吾妻連峰や天元台スキー場。右奥には安達太良山らしい真っ白い山並みと展望は抜群。滑り出しははパウダーもあって適当に滑れるのだがまだほとんどが堅い雪面のため修行スキー。最後は潅木をつかみながら崖を下りて駐車場に降り立った。
