ムラサキヤシオ（葉山山荘）
【概要】
週末はどこも天候がパッとせず気持ちは少しも上向かなかった。すぐにでも雨が落ちてきそうな空模様にはがっかりするばかり。それでも休みは今日しか無く少しでも体力づくりになればと裏山に出かけてみることにした。予想通り途中で雨が降り出してきたものの登山口まできてみると雨は止んでいた。登山道はレンゲツツジが盛りで日差しの無い殺風景な山道に彩りを添えている。周りは濃い霧に包まれていて景色が見えないのが残念だがこの時期は花を愛でる楽しみがある。いっぽう湿度はかなり高いこともあって汗が止まらない。手も切れそうなほどの冷たい鉾立清水を飲み干し乾ききった喉を潤した。葉山山荘では登山者はみあたらずひっそりとしている。雲の中にすっぽりと入ったらしく霧が体にまとわりつく。天候は一向に晴れる兆しはなかった。展望は期待出来ないだろうとは思いつつも御田代湿原に立ち寄ってから奥ノ院に向かってみる。ますます霧が深くなる一方となりまるで夕暮れのような薄暗さ。奥ノ院では真っ白な闇を確認しただけで葉山山荘に引き返した。こんな天候では誰も登ってはこないだろうと思っていたら湿原付近で単独1名とスライド。山荘で昼食をとっていると今度は草岡から登ってきたという６名ほどのグループがやってきた。葉山山荘はこれまでの静寂さが一変して騒々しいほどの賑やかさに包まれた。
