霧に包まれる御田代湿原
【概要】
予報では晴れそうな様子をみて近くの葉山。まだ今シーズン登っていない勧進代尾根から白兎尾根の周回にする。ちょうど２ヶ月前とは逆回りだがそれだけでモチベーションはあがる。しかし晴れていたのはわずかな時間でかんかね館登山口から急坂を登ると少しずつ霧に覆われてきてすっかり明るさが失われる。勧進代登山口への分岐付近ではすっかり薄暗くなりまるで夕暮れのよう。すぐにでも雨が降りそうな状況をみて今回はここで中止するつもりだった。一休みしながら念のために携帯を取り出してみる。雨雲レーダーによるといますぐには雨の降り出すことはなさそうだ。それならばとトレーニングを兼ねて継続してみることにした。今日は久しぶりの山とあって足が重く筋力がだいぶ落ちているのをいまさらながら自覚させられる。まもなく雲の中にすっぽりとはいったらしく紅葉の輝きが失われて行く。追分からは紅葉がちょうど盛りを迎えていた。晴れていれば輝く景色を楽しめたのにと思うと今日の天候が恨めしかった。奥ノ院まで進む気もちもなく葉山山荘からは御田代湿原を確認しただけで引き返す。こんな天候からだろう。今日はどの登山口からも登ってくる人は皆無だった。
