山頂へと続く尾根
たまたま出会った天童の○○さんはスプリットボード
ラッセルを交代しながら登る
【メンバー】単独
【山行形態】山スキー、日帰り
【山域】月山
【山名と標高】八ツ楯山 1009.3m
【地形図】（2.5万）本道寺（20万）仙台
【天候】風雪
【参考タイム】
寒河江ダム9：30〜八ツ楯山11：45〜寒河江ダム12：15
【概要】
昨日の八ツ楯山は青空が広がる山日和だったが入山者はなくノントレース。久しぶりの膝上猛ラッセルに遅々として進まず。816ｍ地点で時間はすでに午後１時。３時間かかってこれだけとは情けないばかりだが、まだ登りの半分しか登ってはおらず無念の途中敗退だった。せっかく作った前日のトレースを使わない手はないだろうと今日はリベンジ戦。しかし天候は昨日とは違い朝から風雪がやまない。新雪もあらたに３０センチ以上は積もっているようだった。今日は先客がいる模様で車は４台駐車中。先客は右手の別ルートに向かっていたがこちらは尾根コースにつけた自分のトレースをたどる。トレースを追っていると前方に単独の若者。天童からきたという○○さんはスプリットボードでそこからはラッセルを交代しながら登った。前日のトレースとはいえ新雪が加わっているので今日はブーツラッセル。場所によっては膝ぐらいあるのだがそれでも雪は驚くほど軽く昨日とは大違いでラッセルはかなり楽に感じる。厳しい寒気のせいか風雪は一向におさまる様子はなく今日は寒い日だった。こんな天候もあってこの辺りから滑りを楽しむのだという天童さんとは尾根の途上で別れる。さらに進むと別ルートで登ってきたグループが山頂近くにいて突然声を掛けられる。今シーズンよく出会っているＫ谷さん達だった。Ｋ谷さん達はすでに激パウを１本楽しんできたらしく再び登り返してきたところだった。山頂には２時間１５分かかって到着した。今シーズン初めてともいえるような深い雪にもかかわらずたまたま出会った天童氏と今日の雪の軽さ、それに途中までの自分トレースもあって驚くほど早い到着だった。のんびりしたい山頂だったが風雪は相変わらず。シールを剥がして滑降開始。下りラッセルにもなるような深雪だが尾根コースは斜度があるので激パウの連続。寒河江ダムの駐車場には２０分少々で下ってきた。昨日は３時間かかっても半分しか登れなかったが今日は山頂を往復しても３時間かかってはいないのにあらためて驚いた。
