三匹穴上部
後方に大境山、右奥に以東岳や月山が見えてきた
【メンバー】２名（Ａ谷）
【山行形態】日帰り
【山域】飯豊連峰
【山名と標高】西俣ノ峰1023.2ｍ、枯松峰1184m、頼母木山1730m
【地形図】（2.5万）長者原（20万）新潟
【天候】晴れ
【参考タイム】
梅花皮荘5：30〜西俣ノ峰7：20〜枯松峰8：20〜三匹穴9：30〜頼母木山10：30-11：00〜西俣ノ峰13：10〜梅花皮荘14：50
※参考 総上昇量1644m、行動距離16.47km
【概要】
前日の夕方から相方とささやかな前夜祭。およそ一年振りなのだが昨年よりも３週間遅れとあって残雪はかなり少なくなっていることだろう。出発の朝、駐車場でＳ賀川の友人、Ｕ野さんに突然出会った。こんなこともあるのだなあと今回の奇遇にはお互い驚くばかり。Ｕ野さん達二人は杁差まで足を延ばしての１泊らしくザックがやけに重そうだった。自分達は昨年とほぼ同じペースで順調に西俣ノ峰、枯松峰と高度を上げてゆく。ほぼ夏道だけだったが枯松峰からようやく残雪があらわれて一安心。残雪がなければこのコースの魅力は半分以下なのだ。三匹穴から先も残雪の急斜面が広がっている。しかし雪さえ豊富であれば頼母木平の目前まで雪上をゆけるのだが今回ばかりは無理のようだ。途中から笹薮の夏道を利用して頼母木平へ。登山道との合流地点に飛び出すと頼母木の山頂から若者が一人下ってきた。御西小屋を出発し今晩は杁差小屋泊。そして翌日は大石ダムへと下るのだというこの若者の体力がうらやましい。頼母木山の山頂にはちょうど５時間かかって登り着いた。昨年と全く同じ所要時間にこころなしかの安心感。山頂からは日本海をはじめ飯豊山、月山、朝日連峰などなど、見渡す限りの大展望。それに雲ひとつない五月晴れというおまけつきである。今日はなんと贅沢な一日であろうか。一方、Ｕ野さん達はまだまだ登ってくる気配はなさそうだ。ザックにたっぷりと詰め込んできた缶○ールがよほど重いのだろうと思った。５時間で登ってきたとはいえ二人とも結構疲れており草むらにザックを下ろして横になる。しばらくこの貸し切りの山頂でのんびりと休んでから下ろうと思った。
