観音滝
人がいないのでよくわからないがかなり大きい
【メンバー】単独
【山行形態】日帰り
【山域】蔵王連峰
【山名と標高】中丸山 1562ｍ、熊野岳1841ｍ
【地形図】（2.5万）蔵王山、（20万）仙台
【天候】曇り時々晴れ
【参考タイム】
ウッディロッジＰ8：00〜坊平キャンプ場8：30〜観音滝9：10〜仙人橋10：00〜中丸山11：10〜熊野岳12：15〜お田ノ神13：30〜御清水の森14：30〜ウッディロッジＰ15：00
【概要】
仙人沢から観音滝へは２６年ぶり。家族で坊平高原でキャンプしたときにみんなで見学しようとなったものだが道は予想外に険しく小さなこども達は無理と判断し観音滝へはたどり着けなかった記憶がある。まだ足の調子がいまひとつなので今日は一昨日に続きリハビリが目的。単純に熊野まで歩いて来ようと思ったのだがモチベーションがあがらないので現地にきてからこの観音滝コースに急遽変更した。ウッディロッジ付近に駐車したため適当に道を探しながらキャンプ場を抜けて行くと仙人沢へと下りる道に出た。半分朽ちかけている野鳥観察小屋を過ぎるとそこはすでに仙人沢。いつのまにか観音滝までは立派な橋が作られていて仙人沢を４カ所ほど横断を繰り返して行く。道刈りはされていないので荒れてはいるが沢沿いに登るだけなのでルートはほぼ明瞭。しかし観音滝から先が背丈ほどの潅木などで急に道がわからなくなる。草をかきわけながら強引に急斜面を登ってゆくと目の前に金属製の階段が現れてようやく本来のコースに戻る。この長い階段を登り切ると見覚えのある中丸山コースに合流した。しかし分岐点にはロープが張られ「道路崩壊のため通行止め」の標識があり現在、この観音滝コースは通行禁止になっているようだった。分岐から下りて行くと再び仙人沢。この仙人橋までは２時間かかって到着した。これからの本格的な登りに加えてコースの長さを思うと気が遠くなりそうだったがのんびりと登って行くしかなさそうだ。急坂に汗を搾り取られ両足はいまにも痙攣しそうな気配。中丸山を過ぎると樹林帯から抜け出し勾配も幾分緩やかになりホッとする。しかし周囲は霧がまとわりつき稜線は濃いガスに覆われている。展望は期待できそうもなかった。天気がいまひとつとはいえ熊野岳では大勢の登山者で溢れていた。さすがに１８４１ｍという標高だけあって気温はたったの８度。風を考えると体感温度は５度以下だろう。稜線に出てからは震えが止まらなくなっている。真冬のような寒さに他の登山者達もかなり寒そうだ。この時期は冬山装備をザックにいれてあるので急いで長袖シャツ、防寒着、さらにウインドブレーカー代わりに合羽も着た。途中お釜を確認してから登山道を離れ一路廃線リフトをたどりお田ノ神湿原へと下って行く。ほとんど人がいないので静かな山歩きが楽しめる。お田ノ神湿原は草紅葉に彩られすっかり秋景色。訪れる人もいないので早くも雪の訪れをただ待っているような寂しさだけが漂っている。湿原からは登山道とゲレンデを下って行き途中から御清水の森。ここも人の気配がなく熊野岳や馬ノ背の人混みとは別世界だった。御清水の森からは野鳥観察コースを下る。ここは上山市が進めている「クアオルト蔵王高原坊平コース」ともなっていて山道とはいえよく整備されていた。レストハウス付近で再びゲレンデにでてエコーラインの駐車地点に戻った。
