ロブチェでの朝食
振り返るとプモリ
クーンブ氷河をゆくヤク
ルクラにて昼食
アマダブラムが見えてきた
前方の尾根を超えるとディンボチェが眼下に見えてくる
ディンボチェの村
前方にはアイランドピーク
13日目 2017年4月1日 ロブチェ(4930m) …… ディンボチェ (4343m)
高度が下がったせいだろう。久しぶりに夜はぐっすりと眠った。食欲も少しずつ戻っている。８時ロッジ出発。朝から強い日射しが降り注いでおり清々しい。今日も暑くなりそうだった。途中のトクラには１０時着。区間の関係で早めの昼食となる。前回は日本ソバだったが今回はラーメンがでた。少量だがキッチンスタッフの気遣いがありがたい。久しぶりに食欲も戻りピザ、ジャガイモ、肉の切れなどを少しお代わりをした。１１時トクラ発。風が冷たくて肌寒く防寒着を手放せなくなる。昼過ぎから雲がどんどんと湧いてきた。１３時４０分ディンボチェ到着。アマダブラムロッジは今日で３泊目となる。勝手がわかっており快適だ。遠藤隊長が疲れ気味の様子。自分では高山病だといっているが心配。午後のひとときを中庭で過ごしていたら３時頃から急速に寒くなり部屋に戻った。まもなくすると雷鳴が聞こえはじめ雪が舞ってきた。夕方から降り続いた雪のためディンボチェは一面の雪景色に変わった。ロッジには自分たちのグループだけかと思われたが、韓国人、米国人、ベトナム人の３名がこの雪のため急遽予定を変更しロッジにやってきた。
夕食後、遠藤隊長からツアー変更の件でミーティング。臼井さんが高山病のため２日以上も食事をとれないでいる。下痢、嘔吐も続いており水さえ受け付けない重篤の状態のため早急に臼井さんをヘリでカトマンズまで下山させる必要がある。そのためディンボチェにはもう一泊滞在することとする、といった内容だった。さらにアイランドピーク登頂を予定していた遠藤隊長は体調不良のため断念するとのこと。よってアイランドピーク班は遠藤（敏）さんと伊藤さんの２名だけになるようだ。ミーティング後、ニレカのサティスさんや保険会社に連絡を取ろうとするものの一般の携帯では通じなかった。別のロッジでも雪のためにつながらなかったが、その後なんとかサティスさんと連絡がついたことを知った。しかしルクラ、カトマンズ、いずれも天候が悪くてヘリはいつ飛べるかわからないらしい。そういえばヘリが飛べないのでこの２、３日はルクラからの登山者がほとんど入っていないようだ。２１時１５分ミーティングを終了。