アマダブラムとロッジ
残留部隊の昼食風景
レストラン特製の焼きソバとギョウザ
ヌプチェ7864ｍ（左）とローツェ8414ｍ（右奥）
アイランドピークから遠藤（敏）さんが無事帰還する
少し遅れて伊藤さんもロッジに戻る
二人とも無事に帰還できてよかった
18日目 2017年4月6日 チュクン(4730m) 滞在 ※アイランドピーク班帰還
今日はアイランドピーク隊のアタック日。チュクンリ隊はフリータイム。無線が通じないでいたところ早朝にアイランドピークガイドのパサンから突然無線が飛び込んだがこちからの問いかけに応答はまったく無く不安が募る。７時にコーヒータイムがあり朝食は８時。朝から眩しい日射しがあり外でとることになった。９時２０分ふたたびアイランドピークから無線が入る。しかしあいかわらず電波状態が悪くよく聞き取れない。待っている身としてはやきもきするばかりだったが１２時２５分遠藤（敏）さんとポーターが無事にロッジ帰還してきたというので急いで迎えにゆく。長い間、連絡が取れずにいただけに無事な姿を見てみんな一安心。涙があふれてくるばかりで言葉がでてこない。疲れ切った様子をみているとさすがに６０００ｍ峰は非常に厳しかったのだろうと思わずにいられない。もう一人の伊藤さんは１０分ほど遅れて到着。伊藤さんはアイランドピーク直下で体調不良となりサブガイドに伴われて途中からベースキャンプに下山したとのこと。朝から６回も嘔吐が続き山頂を断念したらしかった。伊藤さんは一昨年もカラパタールなどを経験しており高山には一番強いと思われていただけに無念でもあったろう。しかし無事に戻ってきてくれただけでうれしいばかり。遠藤隊長によると５０００メートルを超えれば何が起きるかわからない極限状況にあるとのこと。いずれにしろ二人とも無事に帰還できてよかった。夕食時にはカラパタールに続いて３０センチ大のケーキをスタッフが作ってくれてみなでアイランドピーク隊無事帰還を祝った。アイランドピーク隊のガイド役を終えたパサン、ビゼの二人は遠藤隊長からチップが渡されて今日でお別れとなった。